【カレンダー 2025の人気アイテム】 アンドラーシュ・シフ／バッハ：イギリス組曲（全6曲）2CD

バッハ　　2枚組
disc1
・イギリス組曲第1番イ長調 BWV.806
・イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
・イギリス組曲第5番ホ短調 BWV.810
disc2
・イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807
・イギリス組曲第4番ヘ長調 BWV.809
・イギリス組曲第6番ニ短調 BWV.811

アンドラーシュ・シフ（ピアノ）
録音：1988年1月　ケンブリッジ

J.S.バッハが残したクラヴィーア作品のなかでも傑作のひとつに数えられる「イギリス組曲」全曲。シフのデッカにおける一連のバッハ録音はいずれも高い評価を得ているが、本作も奥深い表現力に満ちた演奏です。

現代的なバッハ演奏の代表がこのシフの演奏です。19世紀ロマン主義的な解釈でのバッハがいまだ多い中、シフはバッハ音楽の普遍性をピアノというモダン楽器で見事に彫琢しています。バッハ音楽のテクスチュアから読みとれる自然な音楽的変化による、オリジナルに準じたシフ独特のニュアンスが生きています。

バッハの組曲を聴く醍醐味は序曲に続き次々と繰り出される数々の舞曲の移りゆく変化の世界にある。確固とした対位法の序曲に始まり、優美なアルマンド、流れるようなクーラント、しっとりしたサラバンド、チャーミングなブーレやガボットやメヌエット等、最後は対位法を駆使した鮮やかなジーグで終わる。組曲の演奏として大きな表情付けとダイナミクスさらにはテンポルバートや独特のアーティキュレーションにより舞曲の性格を浮き彫りにしていく方法があるが、シフはそれと対照的に実に端正で格調高く控えめなダイナミクスや表情付で各舞曲の世界を色とりどりに表現していく。軽快に弾いていながら深い味わいのある演奏である。そして対位法旋律の横の線の絡みが見事であり、癖がなく、若くしてバッハ弾きの第一人者としての落ち着いた風格すら感じさせる。イギリス組曲の魅力を存分に味わえる名演奏の一つであり、何度聴いても飽きることがない新たな発見がある素晴らしい名盤と思う。

国内盤、帯付き(折れ傷みあり)、盤面傷無し　

＊まとめ買い値引きします(要購入前コメント)
　追加1点に付き各150円引き
　10点以上は全品150円引き

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